「大学発キットカット」はきっと勝つ →
08年度のSカレから生まれた「清潔なお食事テーブル ナナトサン」は天板にわずかな段差をつけて2分割、低い方に食べ物や飲み物を置く設計に工夫がある。作業スペースと分けるため飲み物をこぼしてもパソコンや紙が汚れる心配がない。 09年度の「smart shelf」という本棚は背が高くても置けるスペースを生み出すことで使い勝手をよくした、ありそうでなかったデザインだ。これも空想生活上での「対話」を通じ、差異化できる商品価値を鮮明にしながら、強度確保の点からデザインを進化させた経緯がある。 1本1万9800円。5本以上の注文で商品化する前提で、2月下旬~3月上旬に9本を受注した。 若者向けの商品開発に役立つヒントを得られるだけではない。Sカレ発の商品も含め、2万円前後の製品を手掛けることで、成長力のあるネット直販に取り組むきっかけもつかめると考えている。「自社の新製品づくりに前向きになれた。若い人のいろんな意見を聞いてみたい」と宇野社長は力を込める。